PFBoost

コラム

植物工場内でシャトルラン!体力の限界に挑んだ話

こんにちは、今村です。

このコラムは、私の現場経験を中心に書いてます。
10年以上も現場にいると、ホント色々ありますよね。思い出したことを、気ままに書いてます。

「へえ、他の工場ではそういうやり方をしているんですね」くらいの気楽な気持ちで読んでください。

大人のシャトルラン

大人のシャトルランの話をします。下ネタではありません。

「ピッ、ピッ、ピー!」
その音を聞いただけで、今でも私の太ももが勝手に痙攣し始めます。

「シャトルラン(学校の体力測定で行う、往復持久走テスト)」——学生時代のトラウマを抱える人、手を挙げてみてください。おそらく、画面の向こうで無数の手が上がったことでしょう。

20m間隔の平行線の間を、絶望的な「ピッ」という音に追われながら走る体力測定の鬼畜プログラム。バスケットボール部に所属していた私にとって、シャトルランは毎日の「死の約束事」でした。

「もう大人になったんだから、あんな苦しみとはもうおさらばだ」

…そう思っていた時期が私にもありました。

社会人の洗礼、工場版シャトルラン爆誕

「植物工場」という聞こえの良い最先端施設。そこで私は人生で二度目のシャトルラン地獄を体験することになるとは。

ある日、先輩が不敵な笑みを浮かべてこう言いました。
「今日は君が運搬担当ね。簡単だよ、ただレタスを運ぶだけ」

何も知らない私は、軽やかに頷いたのです。この時、私の脚はまだ震えもせず普通に動いていました。

収穫場からトリミング場まで、たった30m。「たった」と言いましたが、この「たった」が曲者です。コンベア設置が難しい構造のため、この区間は「人力」。つまり、私自身が人間コンベアになるわけです。

数字で見る絶望

私の任務はこうです:

「なんだ、小走りすれば余裕じゃん」

そう思った私の額に、すでに汗の粒が浮かび始めていました。

地獄のカウントダウン

1時間目:「ふぅ、いけるいける。体力には自信あるからね!」(汗だくになりながら強がる私)

2時間目:「く、苦しい…でも、まだ…大丈夫…」(息も絶え絶えに台車を押す私。足が言うことを聞かない)

2時間30分:「も、もう無理…」(心の中で白旗を振りながらも、トリミング班の冷たい視線を感じて動き続ける私)

同僚たちは見守るようにこう言います。
「大丈夫?顔色真っ青だよ」
「私も初めてやった時は帰りに動けなくなったよ」
「明日の筋肉痛に備えたほうがいいね」

ありがとう、全然励みになりません。

3時間目に突入した私の脳内:

教訓とオチ

結局、この「レタスマラソン」は改善され、少なくとも「歩いて」往復できるペースになりました。私の犠牲は無駄ではなかったのです(たぶん)。

学生時代、シャトルランで「これ以上の地獄はない」と思っていた私に教えてあげたい。
社会には様々な形の「シャトルラン」が待ち構えているよ、と。

でも冗談はさておき、この経験から学んだことがあります。それは、「職場環境の改善」の重要性。時に私たちは非効率な苦労を「仕方ない」と受け入れがちですが、少しの工夫で大きく変わることもあるのです。

…とはいえ、今でも工場で「ピッ」という音が鳴ると、反射的に走り出しそうになります。トラウマ恐るべし。

あなたの職場にも、こんな「大人のシャトルラン」はありませんか?

他のコラムを読む

コラム一覧へ →